子供って本当にヤンチャですよね。
お母さんからしたら、毎日手を焼かれてしまうほど、
何をしでかすかわからずヒヤヒヤの連続でしょう。
すりむくほどの怪我だけでも
親としては心配でならないのに、
やけどをしたとなったら焦ってしまい、
すぐ対処できるのか不安になる
お母さんは少なくはないでしょう。
ちなみに子供のやけどは、
0〜9歳までの子供が
もっとも事故例が多かった年もあるので、
その時期の子供をかかえるお母さん達には特に必見です。
怪我ももちろんですが、
子供がいつやけどをするか、
という予測は正直難しいです。
ですが、あらかじめどんな環境でやけどをしやすいか、
もしやけどをした場合すぐにできる対処は何か、
知って損はないでしょう。
生活の中でどんな場面で子供がやけどするの?その事例をご紹介

現状、家で子供がやけどをする場合がもっとも多く、
その9割以上が予防できた可能性があった
と言われるほどです。
では実際どのような所に危険があるのでしょうか。
【リビング・ダイニング】
最もやけどをしやすい空間と言ってもいいでしょう。
この空間に置いてある家電製品の例をあげると、
電気アイロン、加湿器、
冬になればコタツやファンヒーター、ストーブなど、
熱を発するものがあげられます。
また食卓に食事を並べた際には、
汁物やカレーやシチュー類、
熱いお茶やコーヒー、カップラーメンでさえも、
子供がやけどする原因となりうるのです。
また、火災や死亡事故にまで繋がった事例があるのが、
ライターと鍋です。
ライターは、気をつけるのは当然と感じるでしょうが、
鍋は意外と落とし穴かもしれません。
ですが、実際子供がやけどをする事故件数が多い時間帯は、
12時〜13時と19〜21時が多いのです。
お母さんも食事の準備に追われ、
目を離しやすい食事どきが1番危険
ということが言えます。
これらを予防するためには、
電気アイロンを扱うときは子供のいない部屋で行う、
ストーブなどには柵を囲う、
熱い料理があるときは
旦那さんなどが見守る環境をつくるなど、
ほんの少しの注意で
子供を救える確率がグンと上がります。
【キッチン】
特に小さいお子さんは、絶対に近づけてはいけません。
やけどももちろんですが、
包丁など刃物もあるので
怪我もしかねませんよね。
キッチンによく見られる電気炊飯器、電気ジャーポット、
やかん、電子レンジ、ガステーブルなど、
過熱性のあるものでのやけどが多いです。
また料理をし終えたばかりの
フライパンなどの調理器具でも、
やけどをしてしまうケースもあるので
注意が必要です。
油がはねて当たる可能性もあるので
火を使っている最中は、
子供が近寄らないよう特に気を付けましょう。
そして、料理をしてる最中だけでなく、
料理を終えた後でも子供の行動を注視しましょう。
【風呂場】
溺れるだけではなく、やけどをする危険があります。
子供の皮膚の厚さは、
大人の1/2程度しかありませんので、
大人が大丈夫なお湯加減でも、
子供の皮膚には負担がかかってしまっていたりするのです。
またお湯の出る蛇口や水道管も熱くなっているので、
触れないように気をつけなければなりません。
【その他】
カイロや湯たんぽでもやけどをするケースがあります。
じわじわと時間をかけて低温やけどをしてしまいます。
家以外でもやけどする危険性がないわけではありません。
花火をする際やバーベキューなど、
楽しいイベントの中にも危険はあります。
実際に筆者も、小学3年生の夏休みに、
友達と花火をしているときその火種が左足の甲に落ち、
直径1センチほどのⅢ度熱傷の
やけどをした経験があります。
やけどをした箇所は、正直骨までみえてました。
しかしその際、付き添いの保護者の方の
適切な対処のおかげで、その後の感染もなく、
完治には時間はかかりましたが
今では目立たないほどです。
この経験から筆者は、大人の対処次第で、
万が一子供がやけどをしても、
その後への影響を最小限にすることができる
と考えています。
子供がやけどしてしまった時の直ぐやるべき対処法とは?

対処法の前に知っておきたい事として、
やけどの重症度です。
やけどは皮膚が焼けた『深さ』と『範囲』で
重症度が決まります。
『深さ』による重症度は、次のように分けられます。
- Ⅰ度熱傷
皮膚の表面が赤くなってむくみ、
痛みはあっても傷に残らず数日で回復。
- 浅達性Ⅱ度熱傷
赤い水ぶくれができ、
表面の皮膚よりさらに深くまでのやけどを言い
痛みがある。
1〜2週間ほどで皮膚が再生し傷痕はのこりづらい。
- 深達性Ⅱ度熱傷
白っぽいまたは赤みを帯びた橙色の水ぶくれで、
3〜4周間で皮膚が再生するが、
傷痕やケロイドが残りやすい。
- Ⅲ度熱傷
皮膚の組織が全て壊れ、
皮膚も水ぶくれも痛みもない状態。
完治するまでに3ヵ月以上かかることや、
皮膚移植が必要となる場合がある。
『範囲』による重症度は、
軽症、中等症、重症と3段階と
『深さ』も踏まえて判断しますが、
子供によっても身体に対しての
やけどの割合が変わります。
子供のやけどは、
身体の表面積の1%の範囲
(子供の手のひらサイズ)以上のときは、
医師の診断が必要になります。
10%ほどの範囲のやけどとは、
お腹側と背中側で分けたとき、
その片面の半分ほどがやけどを負っている
と言う判断になり、
入院するほどのものです。
これはあくまで目安なので、
実際に子供が目の前でやけどしたときに
判断は難しいと思います。
緊急時に子供が苦しんでいたり、
どう対処していいのか判らない場合は
救急車を呼びましょう。
子供がやけどをして病院に行く前や救急車が来る間、
次の対処をすぐに行いましょう。
- 流水で冷やす
ただし、やけどをした部分ではなく、
その周りに流水が当たるように
だいたい20分ほど冷やします。
そして衣類などは張り付いている場合は
無理にはがさず、
その上から流水で冷やします。
冷やしすぎは低体温になるので、
子供の様子を観ながら行いましょう。
- 病院に行くまで清潔なガーゼで覆う
このとき水ぶくれがあったら、
つぶさないように気を付けましょう。
水ぶくれの中身の正体は、リンパ液です。
リンパ液は細菌などから守っているため、
お医者さんの判断で破られることもありますが、
自己判断ではやめましょう。
やけどの範囲がガーゼで覆いきれないときは、
食品用のラップや清潔なシーツを使いましょう。
- 病院に行くまでに塗り薬や消毒はしない
病院での適切な診断がしにくくなったり、
また場合によって症状が悪化することがあります。
- 6時間以内に対処すること
対応が早ければ早いほど、
その後の傷の残り方やケアの仕方が変わってきます。
- 外陰部、関節部、気道のやけどは必ず病院へ
外陰部はやけどした部分に尿や便がつき、
感染症を引き起こすリスクが高まります。
関節部は適切な処置をしないと、
曲がったままになってしまう可能性が高くなります。
気道のやけどは放っておくと呼吸器系に影響がでたり、
火災などで有毒なガスを吸っている可能性があるので、
必ず病院で受診しましょう。
まとめ
子供がいつ、どんな時にやけどをするか、
予測ができたら本当に苦労しないですよね。
ですが、事前にどんなモノでやけどをするのか、
どんな場所でやけどをするのか、
そのときすぐにできる対処法を知ると知らないとでは、
結果はまったく変わってくるでしょう。
そしてお母さんとしては、
何事もなく安心して過ごせることが1番です。
やけどは未然に防ぐことができる怪我の1つです。
この知識を家族と共有することで、
さらにやけどをするリスク下げたり、
早い対応ができるでしょう。
子供の将来のために、
私たち大人に出来ることを1つずつやっていきましょう。