そもそも「聴覚障害」とは、
音を脳に送る部位のどこかに障害があるために、
音がまったく聞こえなかったり、
聞こえずらくなる状態のことを言います。
まったく音が聞こえない状態が「全聾(ぜんろう)」、
音が聞こえにくい状態を「難聴」と言います。
まだ言葉で意思疎通が難しい
赤ちゃんや幼児の場合、
聴覚障害があるかどうか、
どうやって見分ければよいのでしょうか?
難聴の種類とその症状の兆候と特徴とは?

聴覚障害を疑うサインは下記があります。
項目に当てはまったからと言って
「聴覚障害」があるとは一概には言えませんが、
念の為、病院で検査を受けた方が
良いかも知れませんよ。
・乳児のとき出ていた「あー」「あうあう」などの声を発しなくなった
・大きな音がしても反応がない
・生後6ヶ月を過ぎても、大人の言葉の真似をしない
・3歳になっても単語をしゃべらない
・言葉をしゃべる代わりにジェスチャーで伝えようとする
・周りの子より言葉数が少ない
・しゃべる言葉が大き過ぎたり小さすぎたりする
・同じことを何度も聞き返してくる
・授業中ぼーっとしていたり、読み書きや計算が苦手である
聴覚障害の種類は、「伝音(でんおん)性難聴」、
「感音性(かんおんせい)難聴」、「混合性難聴」
の3種類あります。
それぞれに治療法や改善方法が異なります。
①伝音性難聴
外耳から中耳の間で、
異物などが原因で音の通り道をさえぎってしまい、
起こる難聴です。
伝音性難聴の場合は一時的な場合が多く、
薬を服用したり、
耳に溜まった膿などを抜く治療をすると、
改善されることがほとんどです。
②感音性難聴
こちらは、遺伝や妊娠中の感染が原因の難聴です。
耳の奥の内耳に障害がある状態です。
音を感知して信号に変換する部分に障害があるので、
治療や手術では治らない場合があります。
多くの場合は、補聴器や人工内耳を装着し、
音が聞き取れるように対策します。
③混合性難聴
「伝音性難聴」と「感音性難聴」が
同時に起こるのが、混合性難聴です。
難聴と診断後の治療法とは?

聴覚障害の治療法や改善方法にはいくつか方法があります。
①補聴器
音をハッキリと聞こえるようにするための
医療機器です。
補聴器にはさまざまな種類がありますので、
お子様に会ったものを選ぶために、
医者や販売店で相談して購入することを
オススメします。
補聴器は、音を伝える部分に障害がある
「伝音性難聴」の場合は有効です。
②人工内耳
人工内耳は、内耳の音を脳に送る部位が
機能しなくなってしまっている場合に、
内耳に電極を刺し、
音を電気信号で脳の神経に送る方法になります。
人工内耳は補聴器とは違い、
いくつかの条件を満たした場合のみ、
手術が可能になります。
手術可能な条件は下記になります。
・内耳が原因の「感音声難聴」であること
・1歳以上であること
・体重8kg以上であること
・6ヶ月以上「補聴器」を装着していても、十分に聞くことができない
ただし、聴覚障害の種類によっては、
治療で改善されないものもあります。
まとめ
聴覚障害には3つの種類があり、それぞれに原因や
治療法が異なるようです。
一時的な軽いものもありますが、
治療での回復が難しく、
生涯付き合わなければいけない聴覚障害もあります。
そして、聴覚障害は、早期発見・早期治療の方が、
より回復しやすいそうです。
赤ちゃんや幼い幼児の「耳の聞こえ」に関しては、
周りの人間が「聴覚障害のサイン」に気づき、
早い段階で検査を受けさせてあげることが大切です。
聴覚は「言葉の発達」にも
深く影響を及ぼしますので、
言葉の学習をスムーズに行うためにも、
少しでも気になる点がありましたら、
病院や保健センターなどで相談した方が
安心だと思います。
お子様の未来のためにも、親御さんが注意深く
見守ってあげてくださいね。