前日まではふつうに元気にしていたのに、
今日は寝起きから子供が首のあたりを痛がるということは、
子供においてはそれほど珍しいことではありません。
大人なら「寝違えかな?」と自己診断ができますが、
小さな子供にはそれはまだ無理です。
そのうえ、言葉も十分に話すことができない子供の場合は、
どこが痛いのかを正確に伝えることすらできません。
親からみて、「なんとなく首のあたりを痛がっているみたいねぇ」と
判断するのが精一杯。
そんな子供の「寝違えかも」が心配なママ・パパさんに、
子供が首のあたりを痛がっているときの原因や対処法を紹介しますね。
寝違えとは違う病気の可能性?症状を上手く伝えられない子供のためにまず病院へ

さて、子供に限らず人間の首は、
頭を支える大事な部分で血流も多く、
また免疫機能として働くリンパ節もたくさんある
カラダの重要部です。
ですので、子供が首のあたりを痛がっているようでしたら、
迷わず小児科を受診しましょう。
というのも、首の周りの痛みの原因には、
寝違えとは異なる病気の可能性が潜んでいるからです。
「寝違え程度で小児科を」、と思うかもしれませんが、
寝違えならよい方です。
もしも病気にかかっていたら、早期発見早期治療が最善ですので、
寝違えと思われても小児科の受診をおすすめします。
ちなみに、首の周りの痛みで疑われる病気には、
主に以下のものがあります。
・頸部リンパ節炎(けいぶりんぱせつえん)
人間のカラダは、ウイルスや細菌に感染すると免疫機能が働き、
リンパ節の腫れや痛みに襲われることがあります。
その症状が首のリンパ節に現れるのが頸部リンパ節炎です。
子供が、耳やアゴの下や首の後ろを痛がり、
同時に首にしこりがみられる場合は
頸部リンパ節炎の可能性が高く、
ウイルスや細菌感染の疑いが高くなります。
当然小児科の受診は必須で、
抗生剤の投与が病気の治癒を早めてくれます。
・おたふく風邪
子供におなじみのおたふく風邪(流行性耳下腺炎)は
ムンプスウイルスによる感染症です。
おたふく風邪はまず首の痛みからはじまり、
耳の下にある耳下腺(じかせん)が炎症を起こして腫れ上がり、
高熱が出ます。
おたふく風邪は、自然に治癒する病気ではありますが、
高熱や痛みをともない、子供には苦痛でしょうから、
小児科を受診し、解熱剤などを処方してもらう方がよいでしょう
・プール熱や手足口病
プール熱はアデノウイルスにより、
また手足口病はコクサッキーウイルスやエンテロウイルスにより
引き起こされる病気です。
風邪のような症状と同時に、喉の痛みや、
口の中に痛みをともなう水疱ができます。
おたふく風邪同様に、自然治癒する病気ではありますが、
高熱や痛みをともないますので、子供にはつらい病気です。
小児科を受診して、解熱剤などのお薬を処方してもらう方がよいでしょう。
・無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)
脳を包んでいる髄膜にウイルスが入り込んで炎症を起こす、
無菌性髄膜炎は風邪と似た、熱や嘔吐などの症状とともに
首が硬くなって強い痛みが出ます。
風邪に似た症状が長引き、さらに首の痛みを訴えるようなら、
これも小児科を要受診です。
早めの治療が重症化を防いでくれます。
・川崎病
川崎病(小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群)は
0~4歳頃の子供に多く発症する
全身の血管が炎症を起こす病気です。
発症すると、首を含むリンパ節が炎症を起こし腫れ上がり、
押すと強い痛みに襲われます。
首の痛みとともに、熱が続く、赤い発疹が全身に出る、
手にひらや足の裏が赤くむくむなどの症状がみられるようなら、
すぐに小児科を受診してお医者さんの診断を仰ぎましょう。
ちょっと驚かすような話になってしまいましたが、
子供の首の痛みには、それだけ敏感になって欲しいと思います。
小児科を受診したら単なる「寝違え」と診断され、
湿布が出されて終わりというなら、
それでけっこう安心です。
「寝違え」ごときで小児科にかかるなんてと思うより、
子供のカラダの万が一のことを考えてあげてくださいね。
大人にも必見!首の痛みの解消が早まる3種のストレッチとは!?

さて、子供も大人もおんなじで、無理な姿勢で本を読んでいたり、
スマートフォンやパソコンを長時間使っていたり、
長い時間机で勉強していたりすると、心身ともにストレスがたまり、
自然と首に痛みやコリが出てくるものです。
そこでここでは、話をクルリと変えて、
首の痛みや首のコリの解消に役立つ
ストレッチを紹介したいと思います。
・肩がっくん
1.肩をすくめるようにして、両肩を両耳につけるようなイメージで、
目一杯肩を上へ持ち上げましょう。
2.肩を、力を入れて上に持ち上げたまま、ゆっくり3つ数えましょう。
3.いっきに力を抜いて、息を吐き出しながら、肩をがっくんと落とします。
・首回し
1.首を思いっきり前に倒しましょう。
2.首を伸ばした状態で、大きくゆっくり耳を肩に思いっきり
近づけるようにして、まずは右に回しましょう。
3.次は、首を後ろの方に、鎖骨からアゴまでの筋が
伸びるくらい倒しましょう。
4.右にやったように、左側にも首を思いっきり倒しましょう。
5.右回しと同じように、今度は左に首を回しましょう。
・肩甲骨回し
1.両手を真横に伸ばしてから、手を肩の上にのせましょう。
2.肘をグルグル大きく、まずは内側から外側にゆっくりと回しましょう。
3.次は、外側から内側にグルグルと大きくゆっくりと回しましょう。
以上、首の痛みや首のコリの解消に役立つストレッチ3選でした。
3つをセットで行うと、より効果的ですよ。
まとめ
子供が首の痛みを訴えるのは、よくあることです。
そんなときは、寝起きなら寝違いを疑ってもよいですが、
寝起きでないならば、病気が隠れているかもしれませんので
注意が必要です。
ですので、子供が首のあたりを痛がって、
どうにも気になるようなら、
早めに小児科を受診しましょう。
単なる寝違いだったら幸いです。
病気を早期発見できても幸いです。
痛みのことを上手に伝えられない子供のことですから、
ママ・パパさん、やさしく慎重に対応してあげてくださいね。